2022-08-01から1ヶ月間の記事一覧

第24回

さてこの問題、 結果の評価に関する問題というよりは、基準を知っているかどうかの問題みたいですね。 鉛及びその化合物の場合、 土壌溶出量基準:0.01mg/Lを超えないこと 第二溶出量基準:0.3mg/Lを超えないこと。 この「超えないこと」ってのが味噌で、測…

第23回

土壌汚染状況調査結果の評価に係る問題、今回は土壌汚染状況調査の過程を一部省略した場合の評価です。 まず、土壌ガス調査で特定有害物質が検出した場合の調査は問題16でやりました。検出範囲の代表地点でのボーリング調査ですよね。その時の試料採取等対象…

第22回

さて今回は問題17から水面埋立て土砂由来調査、自然由来調査に入るので、少し飛ばして人為等由来調査に関する問題を先にやっちゃいます。 午前問題22、これは土壌汚染状況調査のうち、第一種特定有害物質に係る調査の評価に係る問題です。 この辺も、関係す…

第21回

さて今回も深さの限定に関する問題です。 これは、土壌ガス調査で特定有害物質が検出された場合(代替の地下水調査で地下水基準不適合であった場合)に行われるボーリング調査時の深さの限定調査。 この辺に係る条文は法施行規則第8条です。 まず、この「検…

第20回

さて今回からは、平成31年の改正法施行に伴い新設された「深さを限定」した調査に関する問題です。 対象物質が鉛及びその化合物ということで、第二種特定有害物質の試料の採取ですね。これに関しては、まず法施行規則第6条第3項第1号から。 第二種特定有…

第19回

さて今回も試料採取等区画の選定と試料採取地点の問題です。 個人的にはこの問題は重要だと考えています。 問題は、 土壌ガス調査(=対象が第一種特定有害物質) 土壌汚染状況調査の対象地が2つあり、それを法施行規則第5条第1項の特例で、起点を2つあ…

第18回

さて、今回は試料採取等対象区画の選定の第二種特定有害物質版プラス試料採取地点の問題です。 これは、法施行規則第4条第3項の1号と2号ロに関する事項と、法施行規則第6条第2項第1号が理解できていれば問題なく正解できると思います。 第二種特定有…

第17回

今回は、前回よりもちょっと進んで、具体的な試料採取等対象区画の設定です。 土壌ガス調査ということは第一種特定有害物質の試料採取等対象区画の設定です。 法施行規則第4条第3項の緑の点線内のお話。 まず、法施行規則第4条第3項第1号に該当する単位…

第16回

今回からは、試料を採取する区画の選定に係る問題です。条文的に言うと、法施行規則第4条第3項になります。 ここをちゃんと抑えるだけで、この手の話で悩むことは無いでしょう。 少し問題的に条文が飛んでいる所がありますが、その辺は機会があればメモで…

第15回

今回からは試料採取等調査に係る問題に入ります。 まずは、起点の設定方法。 こういうのは、ガイドラインの絵を見るのもいいのですが、施行規則の条文を読んでいるだけで、ほとんどオールマイティに回答することが出来ます。 一応、問題の絵の方に○、×を入れ…

第14回

今回も地歴調査の問題、午前の問題9です。 本当は前回の問題8とセットでやるのが良かったんでしょうが、あまりダラダラと長くなっても良くないかなと、1問ずつ分けています。 地歴調査=資料等調査+聴取調査+現地調査 ですが、この内容に関しての問題で…

第13回

さて、今回も地歴調査の問題。 午前の問題8。本当は問題9も一緒に扱った方がいいと思ったのですが、思いのほか長くなったので、2回に分けますw そもそも、地歴調査って法の条文の根拠としては、法施行規則第3条第1項の・・・ 汚染のおそれを推定するた…

第12回

さて、今回からまた午前の問題を見ていきましょう。 土壌汚染状況調査。まずは地歴調査です。 これ、何気にいい問題なんですよね。 地歴調査のポイントをサラっと言うと、試料採取等対象物質を何とするか?なんですよねえ。まあそりゃ、地盤面の高さの推移と…

第11回

とりあえず、区切がいい所まで、午後の問題30です。 こちらはねえ、法律の条文の主語に係る問題なんですよね、実は。 それぞれの条文を見ていきましょう。 まずはA。 法第3条第1項、「使用が廃止された有害物質使用特定施設に係る工場又は事業場の敷地であ…

第10回

こちらは午前の問題には無かった法第4条第1項の届出に関する問題で、午後の問題29です。 法第4条第1項の届出については、こちらも条文を見ていくのが一番かな。 原則、環境省令に定める3,000m2以上の土地の形質の変更、有害物質使用特定事業場に係る敷地…

地下水環境基準

地下水環境基準については、土壌環境基準や土壌汚染対策法の土壌溶出量基準や土壌含有量基準に先行して項目が追加、又は基準の見直しが行われるのが慣例です。 この原稿を書いている令和4年8月時点では、六価クロムについて地下水環境基準0.02mg/Lに対し、…

第9回

今回も午後の問題から。午後の問題28。 法第3条第1項ただし書に関する問題です。 これ、第4回にやった午前の問題6の続きみたいなもんです。 take48.hatenadiary.org 午前の問題6は、ただし書の確認を受けられるかどうか。Aはその続きで確認の要件ですね…

土壌環境基準

土壌環境基準は、平成3年8月23日環境庁告示第46号で定められています。 ポイントとしては、 土壌環境基準の項目は土壌汚染対策法の特定有害物質の項目と一致しない。(1,4‐ジオキサン) カドミウム、鉛、六価クロム、砒(ひ)素、総水銀、セレン、ふっ素及…

第8回

さて今回も午後の問題からです。 土壌汚染状況調査の契機。午後の第27問です。 選択肢を見ると、 【A】 問題文をちゃんと読むと「土壌汚染状況調査の義務が生じている」 →有害物質使用特定施設の廃止された直後の状況かなと ここで。土壌汚染状況調査を「必…

環境基準

土壌汚染対策法の土壌溶出量基準、土壌含有量基準、地下巣基準は、土壌汚染対策法の枠内でしか使用されません。これは、原則ではなく鉄則です。例外はありません。自治体によっては条例で土壌汚染の調査の契機を定めた条例を制定しており、その基準として土…

第7回

第7回も午後の問題から。午前の問題2に少し土壌環境基準の話があったので。 午後の最終問題は環境基準についての設問です。 選択肢の中から正しいものを選ぶ問題です。 赤下線の所が間違いです。 (1)は、振動、悪臭には環境基準が設定されていません。…

第6回

さて、AMの問題、土壌汚染状況調査に係る問題に入る前に、第5回までと同じ傾向の問題をピックアップです。 午後の問題は問題26からが土壌汚染対策法及びその他の法律の問題で、これまでにやった第5回までの問題と近い段階でやってしまった方が、効率もいい…

第5回

さて、今回は令和3年度AM第7問です。こちらは土壌汚染状況調査の契機になる命令の前段、法第4条第1項に基づく届出の要否に関する問題なので、順番で行く、地歴調査に関する設問よりこちらが先かなと。こちらも午後の法令等に分類されるような問題です。 …

第4回

さて、今回は問題を少し飛ばして令和3年度AM第6問です。問題5、問題8は土壌汚染状況調査の中の地歴調査についての問題。この問題は法第3条第1項ただし書についての問題。ついでに第7問は土壌汚染状況調査の契機になる命令の前段、法第4条第1項に基…

第3回

令和3年度、午前の試験問題の4問目は、出題者大好き地下水に関する問題です。 この年はざっと見てもこの1題しかないみたいなので、ちょっと控えめになりましたかね。というかネタ切れなのかな? この問題はタメになりますねえ。 だって、基本的な知識を身…

第2回

さて前回すっとばした2問目。 この辺から説明がくどくなりそうなので、比較的説明が簡単な第3問目を先に開設しました。 まずは問題文をよく読みましょう。 こちらは、適当なものの組合せです。 どうでしょう? 正直、私の思考では、D地下水環境基準と土壌…

第1回

さて、記念すべき第1回。令和3年度AM第1問です。 第1問目からこの試験に限らず選択肢式の試験対策の基本が入っています。 この試験を受ける会社の後輩へのアドバイスとして言っていたのが、「問題をちゃんと読め」、「選択肢をちゃんと見ろ」ということ…

土壌汚染調査技術管理者試験

自分の知っていることを人に伝えると言っても、どういう所から手をつけていこうか? こういう時って資格試験の内容を見ながらってのが一番手っ取り早いんですよね。 私は第1回目に受験し、さっさとこの資格を手に入れましたが、思い出してみると1回目はち…